2013年05月14日

帰ってきた後藤~2年ぶりのブログに30余年ぶりの友だち~

皆様、長い間、ご無沙汰していまして失礼しました。
お元気でいらっしゃいましたか?私も元気でおります。

失礼している間も、音楽療法のお仕事は、少しバージョンアップしたり、ちょっと工夫をしたりでした。
さて、帰ってきた後藤の最初の話題は、30余年ぶりの友だちからのメールとCDについてです。

人づてに、その友だちのパイプオルガン演奏の映像がYou Tubeに流れている、と聞き、おそるおそる開いてみると、その世界がありました。
そのオルガンの世界は、30数年前の二十代と変わらず、ロマンチックな演奏がどんどん展開されていました。

ずっと続けていたんだ!ずっとオルガンを弾いて作曲も編曲も続けていたんだ!
ずっと夢を追っている人生だったんだ!

そして、連絡が取れて、先日、そのCDと自作の楽譜が送られてきたのです。
分厚い集大成の楽譜を見て、感慨に耽った。

30年、私は何をしてきたかなあ。
オルガンもほんの少し、一年に数回弾くことは弾いている。
朝、今5時20分に起きて、お弁当を作り、家族を送り出し、音楽療法に関する仕事をして、走り回り、帰ってくる。
この春、子どもたちは、家を出て、それぞれの場所で暮らしている。
86歳の母がご飯とみそ汁を作って待っていてくれる。

それが私の人生。この人生も30年よかった。
これまでの私、よくがんばりました。
これからもがんばれそう。

なんだか、第二の人生のスタート地点にいる気がしています。
では皆様、またよろしくおつきあいください。

2011年09月03日

「音楽療法士」がついにサスペンスに登場!

私が録画してまで見るテレビは、『探偵ナイトスクープ』と『明石家電視台』。
そして、サスペンスもよく見る。1時間ものでも2時間ものでも。
7月に、なんと、2時間ドラマに、音楽療法士なるものが登場して、薄暗い治療室で一人の患者さんに音楽をかけ、催眠のようなことをする場面があった。
サスペンスで音楽療法士をはじめて見た瞬間だった。
子どもがそれをちらっと見て、「おかんもこんなことやっとん?」と一言。
いいえ、私のやっている音楽療法は、こんな感じではありません。
でも、世間の音楽療法のイメージって、こんな感じかも。
私のやっている音楽療法はいったいどんなものでしょう?
音楽の力を活かして、音楽で人と人とがコミュニケーションをとりやすくなるとか。
歌ったり、簡単な楽器を実際に演奏して、思わず笑いが出たり、元気や活力がでるとか。
おちこんだり、ストレスで重くのしかかっているような気持ちの時に、音楽を聴いて、やすらぎをもらえたり、ほっとしたり、とか。
音楽にあわせて身体を動かして、心も身体も健康になるとか…。
“2時間ドラマサスペンス”に、私の思う音楽療法が登場するように、地道に活動を続けていきたい。
そんな心境になりました。

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2010年12月31日

今年もありがとうございました

皆様、今年もありがとうございました。
残すところ、後2時間。
昔から、夏休みの宿題も8月31日に一夜漬け。
2010年も年末もこの29・30・31日ぐらいにならないと、力が出ない。

毎年恒例の年賀状の写真も、29日午後にやっと撮影。
この1年のうちに家族全員がはいった写真が2~3枚はあったのだが、家族以外の人がはいっていたり、一人がひどく難ありの顔をしていたり、で、没!
それがわかって、29日に撮影と相成った。

撮りはじめると、ちょうどお隣さんが通りかかり、「え~?今から?」とびっくりされつつも、シャッターを押してくださった。
ありがとうございます、と解散。
撮れてるかどうか、確認して、とのお隣さんのお言葉に確認してみると、写ってない…

「もういっぺん!」
「はあ?!」「え?!」
塾へ急ぐ気の子どもやら、夕べの徹夜で寝にいろうとしていた子供らは、最高に嫌そうにして、「下までは撮らんやんな」とつっかけ姿で再び並んだ。

だから、また、最高にダルそうで嫌そうで、寒そうな顔の子どもが、2011年の幕開けを飾ることになってしまった。

もし、後藤家からの年賀状を見られた方、こういう経緯ですので、ご容赦ください。
家族全員ニコニコの写真ができたときは、思春期終了ということでしょう。

仕事の遅い私。
今年も本当にお世話をおかけしました。
助けてくださいまして、ありがとうございました。
どうぞ、来年もよろしくお願いします。
皆様、よいお年をお迎えください。

                後藤浩子

2010年11月14日

♪メンタルヘルス研修を音楽療法で♪

メンタルヘルスを保ち、メンタルタフネスをあげるために、音楽療法を!

皆様。お久しぶりです。暑い夏に大きい仕事を終え、ほっとしている間にもう秋も深まりました。
お元気でいらっしゃいますか?

さて、冒頭に書きましたが、「メンタルヘルスに音楽療法を」なんです。
実は、先週、ある会社の管理職の方たちのメンタルヘルス研修を担当したのです。
その会社の初めての試みとして、音楽療法だけでストレスに耐える力を高める、コミュニケーションをとることをスムーズにするといった研修をさせていただきました。

 60名ぐらいの人数で、数回、行ったのですが、皆さん、音楽を媒介にして、心も身体も表情もほぐしていかれました。
 皆さんの反応は、まず、研修室に入室して、びっくり、戸惑いの表情。
 研修と思ったら、前には楽器の数々、椅子の上には団扇や割り箸に新聞紙。
 いったい何が始まるんだろうと、訝しげな皆さん。
 それが、音楽で身体をほぐしたり、コミュニケーションをとったりしていくうちに、大きい変化が起こるのです。
 笑顔や声を出して笑う声、会話、身体の動き、人とのやりとりの多くなること。
 私は皆さんの変化に、とても感動しました。

 担当の方から、とっても嬉しいメールをいただいたので、個人情報を伏せてご紹介します。

「毎年実施しているメンタルヘルス研修とは内容が激変し、全ての受講生が少年のような眼差しで笑顔で会話しているのを後ろから見学させていただきました。
『声』によるコミュニケーションに頼らずとも、表情や目線で伝わる感情を理解してもらったり、『音楽』で癒される事を思い出してもらったりと、非常に豊かなメニューの研修で、狙いどおり、全員が自身のリフレッシュを図るとともに、あらゆるコミュニケーションの大切さを理解してくれたように思います。」

何とうれしいおことば!

メンタルヘルス研修~音楽療法バージョン~におつきあいくださいました皆様、本当にありがとうございました。
皆様のご健康とご活躍をお祈りしています。

2010年08月20日

カウンセリング研修~音楽療法初級編・応用編~で元気!

猛暑の中、みなさん、お元気でお過ごしでしょうか?
半年振りで失礼しました。
また、再開しますので、よろしくお願いします。

昨日は、まる一日、西宮総教センターでのカウンセリング研修、音楽療法初級編・応用編を担当しました。

初級編の午前も応用編の午後も約50名の参加。暑い中、ご参加ありがとうございました。
7~8年前、おかざき先生の『カウンセリング研修』のピンチヒッターで初めて担当したこの講座。
カウンセリング研修の合間合間に音楽療法の応用をチョコッチョコッといれたところ、その音楽療法の部分を中心にやりましょうという話にしてくださって、音楽療法として独立して、開講することになったという経緯。

20名ぐらいは、当初からの顔ぶれ。
大部分はおかざき先生ファンの方。
「同じ話をするのにすみません。」と言うと、みなさん、優しい反応。

昨日の研修の中で、受講の先生方、すごく元気。
音楽で遊んだが、とても楽しく展開してくださる。

盛り上がった遊びの一つが、一つの音楽を聴いて、それから連想するドラマや映画の場面を考えるというもの。

グループで自分の発想を発表してもらったが、それはそれは盛り上がる。
一人の人が「夜、森の中で…」と話はじめると、
聞いている5~6人が「うんうん」と身を乗り出し、
「へえー」と感じいり、「ほお~」とつながっていく。
これはまさに、カウンセリングの聞き方の姿勢そのもの。

正解のないものをお話しするって、ほんとうに楽しい。

盛り上がったもう一つは、『CMソングきいて、CM当てクイズ』。

メロディを聴いて当てる。
早押しにベルとベルハーモニー(卓上型のベル)を使うと、グループ対抗が盛り上がる。

♪水道トラブル…クラシ●ン とか、♪クロ●●●●トの宅急便とか、
グループが一つになる。
大笑いと溜息がひろがる。
正解があるものも、楽しい。

西宮の先生方、どうぞ、エネルギーをためられて、
2学期もどうぞお元気でご活躍ください。

総教センターの皆様、ありがとうございました。
暑い日が続きます。
皆様、どうぞお身体ご自愛ください。


 

2010年02月12日

修学旅行で心に残ったこと

実は、悲しや、私の高校では修学旅行がなかった。

鹿児島という男尊女卑の風土でしょうか?
二歳上の兄の代までは、修学旅行があったのだが、なんと女子のみ。

クラスの女子だけが修学旅行に行き、男子は授業というかたち。
男子は高校卒業後も県外に遠く羽ばたいていくが、
女子は鹿児島に残るだろうから、
女子だけ県外への旅行を経験させようという配慮?という記憶が…。

兄たちが、生徒総会で、「全員でいく修学旅行」を求めて学校に提案したが、
先生たちの「そんなら、お前たちは、現役で大学に受かることができるのか?!」
の一喝で、うやむやに。
そして、その次の年から、“平等”に修学旅行が無くなったというわけ。
今では信じられないできごと。

しばらく忘れていた「高校の修学旅行」の思い出でした。

さて、私が行けなかった修学旅行。
高2の娘が北海道への二泊三日の修学旅行へいってきた。
たくさんの最高の思い出の中、娘が、話した話。

夜、全員でゲームで盛り上がった、その後の出来事。
生徒指導の先生がマイクをとり、
「みんな、ゲームをして楽しくなっているときに、
水を差すようで悪いが、今から言う生徒、その場で立て!」

一同、ギョッとして何?何?

二人の生徒が名を呼ばれて起立した。

「お前ら、何で呼ばれたか、心当たりあるよな?!」
二人、首をかしげ、そしてうつむく。

そのとき、電気が消え、真っ暗に。

流れてきたのが、♪ ハッピイバースディ トゥ ユウ~ ♪♪ の音楽。

そして、電気がつくと、
イカツイ生徒指導の先生が、ハッピイバースディの歌に合わせて、
二人の名前を書いたパネルを左右に揺らしている!

緊張が一転、その二人の誕生祝いの時間になったという話。

もう、笑ろた、笑ろた!と。

なんと、粋な計らい。
その二泊三日中に誕生日を迎えた二人だったというわけ。

一瞬、本当にギクリとしたらしいが、なんとユーモアのある先生方。

娘の修学旅行思い出話の第一位でした。

いいなあ、青春。
そして、何といい学校!

2010年01月02日

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。
昨年も皆様、お世話になり、ありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願いします。

さて、1月1日、元旦、いかがお過ごしでしたか?
私は、“ふつう”であることの幸せを感じた2010年の幕開けでした。

ぐうたら人間の私は、何とかお雑煮だけは今日昼に間に合わせ、さっき数の子を完成させ、このぶんでいくと、この一週間で豆まで行きつくかな…というところです。
今年も「お正月週間」でスタートです。

「ふつう」…家族がいて、大学と高校への受験生がふたりいるものの、その二人が笑いながら将棋を指し、東方神起のうわさ話に心を痛める高二の娘がいる。その娘と明日は福袋を求めて街まで。

少し、エネルギー切れかけの2009年後半でしたが、また、心の栄養をいっぱい取り入れて、今年もメンタルヘルスと音楽療法とスクールカウンセリングに力を注ぎたいと思います。

皆様もいいことがたくさんある一年になりますよう心からお祈りしています。

2009年09月14日

感謝! 美味しいお酒・大人のお酒

美味しいお酒を、しかも大人のお酒をごちそうになった。
先日の研修の後のこと。
その研修で、私は、
♪日本全国酒飲み音頭♪を歌っただけだったのに…
それもお呼びでない雰囲気もあったのに…
なのに、300有余名の皆さんがとても“大人”で、手拍子までして歌ってくださった。

感謝。

そして、その後に、美味しいお酒をごちそうになった。
美味しかった!
お酒の席でのユーモアにあふれた会話、
ビールや辛丹波、焼酎吹上の頼み方の絶妙なタイミング、
お酒のアテの注文のスムーズさ、
そして、気を遣わないようにとの配慮、
そして、ご自分たちも楽しんでおられ、
しかも仕事も意識…
すごいなあ。
仕事をするってこういうことなんだ、と思った。

ちょうど、私の兄や弟と同じぐらいの会社の方たち。
兄や弟も仕事の席ではこんなにしているんだろうか?

全国のお仕事をしておられる方たち、ほんとうにお疲れ様。
また、明日から一週間、心も身体もお元気で、と祈ります。

大関の皆様、ほんとうにありがとうございました。

2009年07月27日

研修会で人生を学ぶ

今日、兵庫県臨床心理士会の研修会があり、一日学ぶ人となった。
精神分析の先生のお話が、そのときもよかったのだが、じわじわとかみしめるようにしみ込んでくる。
話の中に、カウンセリングをしている時に、治療者が自分のことをあらわすかあらわさないかということがでてきて、それが、とても興味深かった。
自己開示していいときと、あんまりのときとある、それをクライエントとの関係で吟味しながらすすめていくということになる。
まあ、当たり前のことだろうが、こうして、ことばにしてもらうと、考える機会になった。

でも、こうして、ブログに何かしら書いていると、それは、もうすでに開示しているわけで、一ヶ月に1回程度の更新だけれども、私も書いて良いことといや書かないどこうということを取捨選択しているということになる。

で、今日の開示。
新車が来るまで、代車を借りていたのだけれど、私はあろうことか、その代車をぶつけてしまった~

当然修理代を払うことにしたが、
ちょっと、高く…
少し、安くしていただけないでしょうか?と言おうと思っていたら、
新車の手続きの中、保険のことで営業マンさんの不備が発覚。

手続きの際、貫禄ある保険屋さんが、
「保険のこともだが、修理の件も、こんな傷でその値段は高いやろ。あんたのお客さんやろ?大事なお客さんが、車買おうとして、その車が人気か知らんけど、納車が遅くなって、代車を貸しとったわけやろ。車も会社の車やろ?原価でしてあげんかい?え?保険も不備がなかったら、後藤さんが損しないですんだ訳や。な?!」と一喝。

すると、何と修理代、ずいぶんと安くなった…

また、人生経験を積んだ私。

ま、車、ぶつけるな!という話なんですが…

2009年06月13日

エコカーの風、我が家にも

明石にきて13年。
明石に引っ越してきたときに購入した車、モンデオも13年。
この度、車検をする際に、車屋さんに「13年間乗った車を廃車にして、エコな新車を購入したら、補助金がもらえる。」と言われて、急遽、エコカー購入の運びとなった。
そういえば、去年車検をした後に、1回、エンジン止まって、修理にも出した。
この機会が、いいタイミングかも、と。
しかし、そうなると、何だか、モンデオが愛おしく、乗る度に、これでここへ行くのは最後、ガソリン入れるのは最後、と寂しい気持ちになっていた。

ずっと以前に、【探偵ナイトスクープ】の番組で、涙の廃車物語があった。愛車を廃車するのが悲しくて、これまでの思い出を走馬燈のように思い出し、蒔絵に描いて、車と共に見るというはからいだった。
うちは、そこまではないが、それでも、13年間の思い出が、思い出され、胸が詰まる。

モンデオと一緒に記念撮影することになった。
「部活が‥。」「高校が‥。」「予備校が‥。」「仕事が‥。」それぞれの事情がどうにか合致して、家を出るまでの1~2分が撮影可能時間となった。
そして、お向かいのお宅の塀にカメラを置いて、自動シャッターで写した。

大成功。

それぞれが、自転車を走らせて、家をでた後、デジタルカメラのモニターを見た。

大失敗。

家族全員が車の前に横一列に立ったため、車が見えていなかった…。

特に私がいけなかった。
自動シャッターのシャッターを押して、走って並んだ。
その場所が、車の全体を隠してしまった。

ま、これが、また、後藤家の歴史になる…