音楽療法の授業のひとこま
私が非常勤で受け持っている大学の授業のひとこま。音楽療法3年目のクラス。
そのクラスで、先日、一人一人に、これまでの人生曲線を書いてもらった。
人生のよかったこと、あるいは落ち込んだことも一筆書きにしてもらい、その折々に刺激を受けた音楽や、この音楽に助けられた、という音楽等を書き込んでもらった。
そのクラスのメンバーとは、3年間つき合ってきているので、こういうことを行っても、大丈夫という感覚がある。書いてもらうと、予想以上におもしろい。
一人一人、出会った音楽や、お世話になった音楽がもちろんちがうのだが、発表してもらうと、実に、ウーンとうなずいてしまう内容続出だった。共通のものもいくつか。例えば、♪ジャジャマル~ピッコロ~ポロリ~のニコニコプン。現在大学生の幼児の頃はこれだったんだ。
一人の学生さんが♪涙をこえてをあげていた。これって、私が高校生の時にNHK『ステージ101』で大好きだった曲?!何故?!思わず、その学生さんとさびの部分を熱唱。小学校の先生の選曲とのこと。
私が授業をすすめるより、みんなの発表の方がずっと勉強になる。「この曲に出会わなかったら、今の音大の私はない!」とは、中学の吹奏楽部の演奏♪踊る大捜査線の曲、という一人。ベートーベン聴きたさにラジカセ買うため5歳からお金貯めた人…人生、何が出会いになるかわからない。いい授業だった…自画自賛