最近、とても心に残ったこと
クリスマスに ユニセフから
子どもの顔が大きく印字された封書が届いた
今までも、私や娘宛にネームシールの封書は届いていたが、
あれ? 息子の宛名?
よく読むと、彼がユニセフの毎月の支援会員になった
その結果として、毎月の冊子。
思わず、胸が熱くなった!
と同時に子どもたちが幼かった日々が蘇った。
子どもたちが小学生の頃、
戦争体験者であり、また戦後、多くの国を旅した祖母(私の母)は、
生活の担い手である発展途上国の子どもたちを見て、
豊かな時代を生きる孫たちに感謝と思いやりの心を育てたいと思った。
祖母は、フォスター・ペアレントプログラム:アジアやアフリカの貧しい地域の子どもたちの中から一人を選び、
フォスター・チャイルドとして、その子が学校へ行けるように支援するプログラムに応募した。
祖母は、毎月孫5人から500円ずつを預かり
残りを足して タイ北部の利発そうな少年をサポートすることになった。
こちらから お金とともにカードを贈るとあちらからも 毎月タイ語の絵や手紙が届いた。
プレゼントは、周囲のやっかみを買う場合があるらしく
手紙のみにするようにとの指示があった。
一ヶ月5000円は 地域では大金らしく
全額が子どもに渡るわけではなく、井戸になったり、
地域の産業振興にも使われるシステムだったようだ
援助は、その少年が卒業するまで続いた。
息子が進学した中学には、、
各クラスに、インド人のクラスメートの写真が掲げられていた。
親がハンセン病やエイズにより亡くなり、マザー・テレサの孤児の家に収攬された子どもたちのようだった。
クラスメートの写真は 子どもの成長とともにあり、
募金は高校卒業まで続けられた。
今、彼が自分の稼ぎの中から、ユニセフを支援する会員になったことを知り、
本当に良く育ってくれたと感じる
祖母や学校の先生方が、心を育ててくださったのだろう
そして彼自身が自分の心を育て、感謝と思いやりをもってくれること、を 何よりも嬉しいと思う。