2008年08月

2008年08月02日

小児がんからの生還

学校でカウンセラーをしていると いろんな子どもや保護者に出会います。

そして学校を離れた後も、お便りをいただくことがあります。
SC冥利!

昨日、7年間過ごし。1年半前に任務を離れた学校の保護者から、メールを頂きました
許可をいただき、転載してみます。
毎日新聞7月16日号
http://mainichi.jp/photo/news/20080716k0000m040135000c.html


写真の右から二人目、飯田君(高1)は勉強も運動も一生懸命がんばる
質の良い少年でした。

彼のお母様から 急に連絡をいただいたのは
今から3年ほど前、彼が中1の10月ごろ、

横紋筋肉腫と診断され、
長期入院、厳しい抗癌治療が開始された頃でした。

あまりの事態の深刻さ、過酷さに、お母様のお話をうかがうしか出来なかったのですが、

お母様とは、何とか協力して、この病を超えていこう、
辛い思いをするなら、これも彼の成長の糧となるように、
辛い体験を通して心を耕せるように ご一緒にがんばりましょう
と話し合いまいた。

そして お母様は 本当に良く支えられました。。

お話を聞くしか出来なかった私ですが、
「痛みへの対処として、ストレスマネジメント技法があるけれど
彼にそれをお教えしても良いでしょうか」と尋ねると、
お母様は「是非に」とおっしゃいました。


治療初期、外泊してきた彼のお家にうかがい、ストレスマネジメント技法
呼吸法や 筋弛緩法、自律訓練法、
そして笑いの効用の話をさせてもらいました。

たった一度の話でしたが、
澄んだ瞳で しっかりと耳を傾けてくれました。

その後、彼は入院した病棟で
抗癌治療で抜け毛や吐き気、体を起こすのさえやっとのときでも、
這ってでも院内学級へ通い、しっかり勉強し、
自身も死への恐怖があったでしょうに
不安に脅える仲間を励まし、
果敢に笑顔で 病気に立ち向かいました。

結果、一年と数ヶ月後に退院、リハビリ期間を経て、見事に復学
高校進学を果たしました。

本当に立派な青年です。
この記事を読み、万感の思いに満たされました。

そして困難なとき、どんなにか心細くなられたでしょうに
彼をずっと支え続けられたご家族、特にお母様に感嘆しきりです。

彼は きっときっと 素敵な小児科医になってくれることでしょう。


以下にお母様が送ってくださった 記事の彼に関する部分のみ
抜粋して載せます。

ご興味をお持ちの方は
生きる2008 小児癌征圧キャンペーンをお読みください

*****引用ここから******


生きる:小児がん征圧キャンペーン 森山良子with FRIENDS--東京・渋谷
 ◇2000人、歌を力に--15日・Bunkamuraオーチャードホール(東京都渋谷区)
 聴衆約2000人に贈る、支援の歌声。東京都渋谷区のBunkamuraオーチャードホールで、15日夜開かれたチャリティーコンサート「生きる2008~小児がんなど病気と闘う子供たちとともに~森山良子 with FRIENDS」(主催・毎日新聞社)。歌手の森山良子さんを中心に集まった演奏家による息の合ったステージに、闘病中の子供たちも心を弾ませた。皇后さまも趣旨に賛同して出席、会場の子供たちに手を振り、笑顔で励まされた。【鈴木梢】
 「がんを克服した子供たちが学生や社会人になっています。後遺症に悩む人も多いので、社会に出た時は温かく迎えてくださいね」
 午後6時半開演。ドレス姿で舞台に上った森山さんは、優しく語りかけた。小児がんは15歳以下で発症するがん。専門医によると、毎年約2500人が発症するが、約7割が治るようになった。しかし、社会での小児がんへの無理解は解消されておらず、偏見に苦しむ患者も多いのが実情という。
 森山さんは「闘病中の子供たちや病気を克服した人たちがもっと住みよい社会にできるよう、音楽を通してみなさんと考えていけたらと思います」とステージから何度も訴えた。
 今年は森山さんの呼びかけで、テノール歌手の秋川雅史さん、ギタリストの押尾コータローさん、バイオリニストの葉加瀬太郎さんが加わった。コンサートでは、出演者が患者や家族と交流する場面が見られた。
 ◇あこがれのギター、最前列で心に刻む
 押尾さんの大ファンという神戸市東灘区の高校1年、飯田典之さん(16)は中学1年の時、横紋筋肉腫と診断された。水泳の練習中、「おなかが硬い」と感じたが、「筋肉が付いているのだろう」と考えていた。高熱が続き入院したが原因は分からず、転院先での検査で腹部に約2キロもの腫瘍(しゅよう)が見つかった。バスケットボール部に所属するなどスポーツ万能だっただけに、命も危ぶまれるとの告知に耳を疑ったという。
 1年以上続けた厳しい抗がん剤治療。持ち前の明るさでくじけなかった。「腫瘍を取っておなかが軽くなったから、速く泳げるようになったんじゃないかな」と家族を笑わせた。元気に高校に通う現在は、ギターに夢中。押尾さんの楽曲を練習するうち、手のつめがすり減るほどだ。
 会場の最前列で身を乗り出し、押尾さんの指先の動きに目を見張る。「1人で弾いているのに、いろいろな音を織り交ぜ、とても表現が豊か」と押尾さんの技法にあこがれを抱いてきた。
 ステージの最後、押尾さんは両手の親指を突き上げ、飯田さんに「頑張れよ」とサインを送った。飯田さんの口をついて出た感動の言葉は「生きててよかった」。夢は小児科医になることだ。「かなえたい夢があるなら、実現させた姿を夜、本当の夢で見るぐらいに願い続けなければならない」という押尾さんのメッセージを深く心に刻んだ。

2008年08月20日

一年に一度の出会い

夏休み、毎年 お引き受けする研修がある。

去年は120名、
今年は 計90名
そのうち2/3がリピーター

10年前にお引き受けした時から、
担当者はすでに6人目!なのに、私は10年継続


リピーターの中には10年来のユーザー
そして全くの初心者
同列に並べて 研修をするのだから
采配はとても難しい

でも、セミナー修了時には、みんな 心がほっこりして
ああ、今日は来て良かった!
また頑張ろう!
教えられた あのやり方を一回試してみよう、と
思ってもらえるよう いつもいつも私なりに精一杯プログラムを組む

担当者は、、毎回必ずアンケートを採る
4点式評価
欄外にわざわざ5点と書き込んでいる方があった。
自由記述欄に、丁寧に、あるいは踊るように
書き込まれている感想は いつもいつも温かい

「このセミナーに出ないと 夏が来た感じがしない」
「会いたくて来ました」(>私はアイドル?!)
「心がほっこりしました」
「元気をもらえました」
「また頑張ろうと思えました!」

などなどなど

受講生の穏やかな笑顔をみると、
私も暑いなかに必死で行って良かったと思う。

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2008年08月27日

四川支援報告会シンポ9月5日 @日本心理臨床学会

9月5日9:30~11:30@筑波大学

9月5日からの日本心理臨床学会総会@筑波大学において、
中国四川大地震の支援活動報告シンポジュームがもたれます。
9月5日 9:30~11:30

内容として、
派遣決定までの経緯、支援の目的とプログラムの実際,
中国心理学会、西南大学、西華大学における心理関係者、
被災地教員、ボランティア、病院関係者など参加者の感想
そして被災地支援の実際(外国人としての支援)
と同時に
ボス(冨永先生)の意向として、
今後のわが国の災害・事件後の心のケア活動にも寄与する報告を
行う予定、とのことです。

現地の研修風景映像、スライド、被災地での活動映像、スライドなども
ごらんになれます。

発表者として
第一次派遣チーム
第二次派遣チーム
成都医学院派遣チーム
代表 冨永良喜教授と派遣メンバーが報告します。

残念ながら、私は別の仕事があり、筑波には参加出来ません。
でも 派遣メンバーは素晴らしく 参加されると
とても良い体験をシェアされると確信しています。
ブログをお読みの心理関係者で 筑波にご参加の方
どうぞふるってご参加くださいね。

私は当日の仕事場所、兵庫県西部から盛会を祈っています。

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