お盆前、金曜夜の車内から

この1週間 体調を崩していた。

私が不調になると、一番にくるのが どうも『声』らしい。

のどが腫れ、声が出なくなる。 
今回も そのパターン。 幸い、今週は研修の仕事が入っておらず

でも、通常の病院業務や 企業などとの打ち合わせは、いくつか。

金曜夜、 一日の病院業務を終え、ターミナルから特急に乗車。
座席に座れ、ホッと一息、
でも発車間際に、大きな荷物を持ち、子どもを抱きかかえた家族の一団が

そうなると、やはりね  一日 労働できるところまで回復したのなら
やはり、座席は譲るべきよね、
眠って帰られれば 回復は早いとしても。

条件反射で 立ち上がっていた。 

家族連れは感謝して座られた。 それは それで良かったのだけれど

次の停車駅で、 外国籍らしい両親が、二人の女の子に 言い聞かせ
電車を降りて行った。

あれ? 金曜夜に? 一部、酔っぱらいが乗っている電車に あれ?

小学校低学年くらいの女の子たちは、親?にいわれた通り、扉の横の 窓際の手すりに
しがみつき、乗り降りの乗客を不安げに見つめている。

あれ? あれ? あれ?
こんな時間に? いくら日本が治安が良いっていっても? あれ?

そのとき、いかにも出来上がった風の初老の男性が 親と交代に乗車してきた。
そして女の子たちを見つけた。

うゎ! どうしたら良いんだろう!

電車の中に、緊張が走った。

その初老の男性は、女の子たちに話しかけ始めた。 
女の子たちは、困った顔をして、横を向いたり、背中を見せたり、
また小さく頷いたり、していた。

私が心配そうな顔を向けていたのに気づいたのか、
目が合った。 目を合わせてニッコリすると、ホッとしたのか、
小さく頷き返してきた。

酔っぱらいの男性は、悪気無く、女の子たちに話しかけている。
自分がどんな不安感を彼女たちに与えているのか、気づかずに。

う~~ん 
いざとなると割って入ろうと決意。
そうなると もう前の座席が空いても座れない。

女の子たちはじっと我慢をし続け、 20分ほどの後、某駅で、脱兎のごとく
降りて行った。

力が抜けた私は その晩、また発熱した。

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