震災から2年の月日が流れました。
あのとき出会った方々は 今、どんな風に過ごしていらっしゃるのでしょう。
5月初旬の石巻で、
いろいろ語ってくださった あの先生たちは
涙を流しながら親友のことを語ってくれたあの子は
そして 幼い子を抱きしめながら 夫の死を悼めなかったことを
ああ、まだ 実感していないのですね
と一粒の涙を流した人は
緊張のさなか
避難所からの通勤・通学
それぞれが 控えめな真剣な目をしていたあの方々。
その後も石巻 仙台 福島へ何度か行かせていただきました。
心が戻っていく場所です。
「先生はね、傷ついた石巻しか、知らないでしょう?
本当はとってもきれいな街だったの。
またきれいになった石巻を訪ねてきてください」
いつか約束を果たすために、また訪れたいと思っています。
心に残る人たちに会うために。